2011年4月23日土曜日

キャンドルナイト@Paris

今同じ学校に留学している日本人留学生何人かと、5月の第2週目に、
パリ市内でキャンドルナイトを開催することになった。
目的は大きく分けて2つ。
日本に応援のメッセージを届けること。
フランスの人々に、被災地はじめ、日本の状況を伝えること。

先日、ある人のブログを読み、しっくりきたことがあった。
何かに対して理由をつけようとすること、それ自体はある意味で自然な動きなんだと思う。
でも、いくつかの文章にロジックを表現しようとするとき、
そこからこぼれおちるものがたくさんある気がする。
決断が、白か黒かですっぱりいくことなんてほとんどなくて、
いつもグレーな中で、つじつまを合わせようとしながら、
どうにかこうにかどっちかを取る。


震災のこと、あのときの気持ち、忘れまいと思っていたのに、ここ何週間かは明らかにそのことを
考える時間が減ってきていた。
「日本の復興」という言葉を目にするとき。
この地震が日本に与えた影響の大きさは、「復興」という言葉にあらわれているんだろう。
それでも、私には、むしろ日本が「復興しない」ことが想像できない。
首相が「戦後最大の危機」であると表現していたし、実際そうなのだろうけど・・
日本の力を信頼しているから、ということもあるけれど、
それと同じかそれ以上に、
被害の状況に「想像が及んでいない」からなのだと思う。
経済的な損失は「2兆円」だと分析した人がいる、と日経のニュースサイトで読んだけど、
数字と現実が結びつかない。
被災地の様子を直に知っているわけでは全くなく、
地震を体験したというわけでもない。
停電やモノ不足も体験していない。
災害ボランティアに行った人の文章を読んだが、被災地で最も恐れられていることは
「忘れられてしまうこと」だとその人は書いていた。


キャンドルナイトを開催することで、一番救われるのは自分自身なのかもしれない。
震災のことを忘れたくない、
それでも、日常の中で気持ちは離れていってしまうから、
だからこの機会に、自分の中に今回のことを刻みたいという思いはある。
自己満足だと言われてしまうのかもしれない。
それでも、
何かしたいけど、できない。今は、その時期じゃない。
と言っても、「時期」がいつやってくるのかは誰にも分からない。
いつだって、グレー。白も黒もない。
グレーの中で、気持ちのエネルギーが保てなくなることもあるけど、
回復したら、迷ってでも、一歩でも半歩でも進む。
一歩進んで一歩半下がってしまうこともあるかもしれないけど、
でも前を向いている人の方が好きだ。
この留学生活最後の時期に、こうして仲間とこれを企画していること、
後悔はしていない。
せっかくやるのであれば、
ある日は意欲満々で、ある日は転んだり、なまけたり、意地を発揮したり、
開き直ろうとしてみたり、と、留学生活で再度出会った
そんな情けない、でもそんな素のままの自分が、今このときの自分の力で
できることをしたい。



たまたまYoutubeで聞いた、槇原敬之の「どんなときも。」
この「どんなときも。」っていうフレーズそのものが、自分を支えてくれる気がする。
これまたYoutubeで見た、香川照之の震災後のメッセージ。
「どんなことでも、必ず終わりがくる。今は1秒を耐え、その次に2秒を耐え・・
と、終わりのあとに喜びがやってくることを信じて耐えてください」という言葉が印象的だった。

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